中高生向け名刺デザイン講座|名刺から考える、自分の伝え方

ビジネスや起業に興味を持つ中高生に向けて、

「無理なく自然に『ご縁を結ぶ』お名刺づくりのデザイン講座」を開催しました。

講座では、名刺をきれいにつくる方法だけではなく、

名刺は何のためにあるのか。自分の何を相手に知ってほしいのか。
限られた紙面の中で、どう情報を整理するのか。

というところから一緒に考えました。

講座は約45分。「名刺の役割を知る」「自分の情報を整理する」「自分の名刺を考える」という3つのステップで構成しています。

名刺を「連絡先を渡すもの」だけにしない

学生のみなさんにとって、名刺はまだ身近なものではありません。

一方で、社会人との交流、イベント、研究発表、インターンなど、学校の外へ活動が広がっていくと、自分のことを初対面の相手に伝える機会も増えていきます。

そこで講座では、名刺を単なる連絡先ではなく、「初めまして」のあとに会話をつなげてくれるコミュニケーションツールとして紹介しました。

名刺に求める役割として、会話が弾むこと、記憶に残ること、次の仕事や活動につながることの3つを紹介しています。

受け取った人に「この人と、もう少し話してみたい」と思ってもらえること。

そのためには、名前や連絡先だけでなく、「自分はどんな人なのか」が少し伝わることも大切です。

デザインする前に、情報を整理する

講座で特に伝えたかったのは、デザインは、いきなり色や形を考えるところから始まるわけではないということです。

普段のデザイン制作でも、

1. 誰に、何のために届けるのかを考える

2. 必要な情報を整理する

3. どのように伝えるかを考える

4. 見た目のデザインにする

という順番で進めています。

名刺づくりでも同じように、

「誰に渡したい?」「どんな場所で使う?」「何を知ってほしい?」「渡したあと、相手にどうしてほしい?」

という問いから、自分の名刺に必要な情報を整理していきました。

基本的な名前や学校名、連絡先に加えて、自分らしさを伝えたい場合には、キャッチコピーや特徴、興味のあること、次につながるメッセージなどを載せる方法も紹介しました。

「好きなもの」から、自分らしいデザインを考える

情報を整理したあとは、自分が好きだと思うデザインや写真、色、雰囲気を集める時間も設けました。

「どんなデザインにしたらいいか分からない」というときに、ゼロから正解を考えるのではなく、まず自分が惹かれるものを集めてみる。

そこから、「なぜこれが好きなんだろう」「自分には、どんな雰囲気が合うんだろう」と考えていくことで、少しずつ自分らしいデザインの方向が見えてきます。

最後はCanvaなども使いながら、実際に自分の名刺をデザインする時間へつなげました。

デザインを通して、自分を伝える練習をする

名刺という小さな紙の中にも、誰に届けるのかを考えること。自分のことを整理すること。伝える情報を選ぶこと。見た人にどう感じてほしいかを考えること。

デザインの基本になる考え方がたくさん詰まっています。

今回の講座では、完成した名刺そのもの以上に、「自分は何を伝えたいのか」を考える時間を大切にしました。

中高生のみなさんがこれから学校の外へ出て、さまざまな人と出会ったときに、自分のことを伝え、新しいご縁をつくる小さなきっかけになればと思っています。


中高生向け 名刺デザイン講座

開催:2024年5月24日
講座内容:名刺の役割/自分の伝え方
講師・資料制作:豊島夏海