2024年9月から、大阪府立今宮工科高等学校の2・3年生と株式会社美生社さんが取り組む、紙製品の商品開発プロジェクトに参加しました。
高校生が考えたアイデアを、実際に製造・販売できる商品へ。
私はデザインやマーケティングの視点から、商品企画の考え方を伝える授業や、アイデア整理、デザインのブラッシュアップなどを担当しました。


「つくりたい」を、商品企画へ
最初にお伝えしたのは、見た目を考える前に、
「なぜ、この商品をつくりたいのか」
「どんな場面で使ってほしいのか」
「誰に届けたいのか」
「使った人に、どんな体験や気持ちを届けたいのか」
を考えること。
商品企画やブランディングの基本的な考え方を紹介し、フレームワークを使いながら、生徒のみなさん自身のアイデアを整理していきました。
たくさん出てきた企画の中から、先生や生徒のみなさん、美生社さんと一緒に商品化へ進むアイデアを検討。
その後も、WHY・HOW・WHATを整理しながら、企画やデザインについて何度か対話を重ねました。

印刷会社の技術と、高校生のアイデアをつなぐ
アイデアを実際の商品にするためには、「つくりたい」だけでは完成しません。
株式会社美生社さんには、製造方法の検討をはじめ、紙や仕様の提案、デザインのサポート、価格設定の考え方、工場見学など、製品化に向けて幅広く伴走していただきました。
生徒のみなさんが悩みながら考えたアイデアと、印刷会社が持つ技術や経験が少しずつ組み合わさり、それぞれの商品が形になっていきました。
私自身も美生社さんの工場を見学し、実際の印刷・加工の現場を知りながらプロジェクトに関わることができました。
考えたものを、実際に販売するところまで
完成した商品は、2025年2月15日・16日に開催された「ペーパーサミット2025」で販売。
企画を考えるところから始まり、試作や製造を経て、自分たちの商品を実際のお客さまに紹介・販売するところまで経験するプロジェクトとなりました。
授業の中だけで完結するのではなく、自分のアイデアが商品になり、誰かの手に渡るところまで経験すること。
ものづくりやデザインを通して、生徒のみなさんがこれから何かを企画するときにも活かせる経験になれば、という思いでサポートしました。

学校|大阪府立今宮工科高等学校
協力|株式会社美生社
対象|高校2・3年生
担当|商品企画・マーケティング講義/企画整理/アイデア検討/デザインブラッシュアップ ほか
成果発表・販売|ペーパーサミット2025
